調味料

塩の種類を知っておくと、より料理がうまくなる!?

私たちが生活していく中で欠かせない塩。
料理に使われることはもちろん、日々の生活の中でもその塩は知らず知らずのうちに使われています。

塩と聞けば、大抵の人が「食塩」を思い浮かべるでしょう。
しかし、私たちが一般的に知っている塩ですが、その他にもいろいろな種類の塩があります。

塩によっては、その大きさによって溶け方が異なりそれぞれ違った味がしますし、用途によっては、それにあった塩があり微妙ながらも影響を及ぼすことでしょう。

そこで今回は塩に関するその種類とそれぞれの違いについて触れていきます。

塩には10種類もある

私たちが日々の中で欠かさず使っている塩ですが、主に知られている塩として、次の10種類があります。

  1. 精製塩
  2. 再製加工塩
  3. 天然塩
  4. 海水塩
  5. 岩塩
  6. 湖塩
  7. 粗塩
  8. 藻塩
  9. ハーブソルト
  10. フレーバーソルト

これらの塩は、作り方や成分によって無数に存在します。

精製塩

海水から、電気分解によってナトリウムイオンを抽出し濃い塩水をつくり、その後煮詰めることで塩の結晶を作ります。

一般的に「食塩」として売られており、大規模生産されているため安価で入手することができ、品質も安定しています。

成分は、塩化ナトリウムがほとんどを占めており、サラサラした水に溶けやすいです。

再製加工塩

輸入した塩や精製塩にミネラルやにがりを添加して作られた塩で、加工や成分よって変わるため、特にこれといった製法はありません。

天然塩

塩田で自然に濃縮することによって作られた塩で、塩化ナトリウムの純度が低く、マグネシウムやカルシウムといったミネラルを多く含んでいます。

天日干しで作る「天日塩」、煮詰めた「平窯塩」などがあり、生産量が少なく価値の高い塩になっています。

海水塩

主に海の水からとられて作られた塩です。

製法ですが、窯で煮詰めて作る、電気分解によって作る、太陽の光と風で水分を飛ばし結晶化することで作るといった製法があります。

日本では窯で煮詰める製法が一般で、天日塩は日本では限られた地域でしか生産していません。原因としては、周りが海に囲まれていることにあります。

また、天日塩はオーストラリアや西ヨーロッパで使われていること多いです。

主な成分として、「カリウム」・「マグネシウム」・「カルシウム」などのミネラルが豊富に含まれていますが、電気分解によって作る精製塩にいたってはこれらの成分はほとんど含まれておらず、その代わりに塩化ナトリウムが含まれています。

岩塩

海底が隆起することによって海水が陸上に閉じ込められ、その水分が蒸発することによってできた、塩分が濃縮し結晶化したものです。

主な岩塩としては、アンデスのローズソルト、ヒマラヤの岩塩などが知られています。
世界で採れる岩塩ですが、日本ではほとんど採れることはありません。

岩塩は、淡いピンク色や黄色、黒色などの特徴的な色がたくさんあります。

それは火山や土地の影響によって、その岩塩に鉄分や硫黄が含まれることにありますが、鉱物が多く赤い場合には、食用以外の用途に使われていることが多いです。

味としては、海水塩よりも少し塩辛いですが、産地によって味がほんの少し変わることがあります。

湖塩

湖塩とは、塩湖と呼ばれる、陸に閉ざされた湖の塩分、塩化ナトリウムやその他の濃度が淡水の湖よりも高くなった湖で、採取、製塩される塩です。

岩塩と同じように、日本で作られることが少ない塩で、カスピ海や死海、ウユニ湖、バルハシ湖、グレートソルト湖などで作られています。

いずれも、白く輝いていおり世界的にも有名な湖です。

他の塩に比べて、その生産量は少なく、そのため貴重価値が高く値段が高価な傾向にあります。
味としては、海水塩と岩塩の中間くらいです。

粗塩

粗塩とは、ミネラル分が多く含まれている、精製していない塩のことです。

一般的に良く売られている塩で、粒子が粗いものや天日塩ににがりを加えたものを「粗塩」と呼びます。

藻塩

藻塩とは、ホンダワラなどの海藻から作られた塩のことです。

淡いベージュ色をしており、尖りのないまろやかな味をしています。

主な成分として、「ヨード」・「カルシウム、カリウム、マグネシウム」などのミネラルを多く含んでおり、塩分の濃度が低いため、採りすぎな人にもおすすめです。

ハーブソルト

ハーブソルトとは、岩塩にハーブやスパイスをブレンドした調味塩のことで、市販の商品にも使用されます。

これといった製法もないため、好みの合わせて作ることが出来ます。

フレーバーソルト

ハーブソルトと似たものですが、スパイスなどをブレンドした塩のことです。

幅広い料理で活躍するため、注目を集めています。

1日に摂っていい塩の量は?

塩とは、塩化ナトリウムを主に含んでいるものであり、塩味をつける調味料として使われることが多いです。

私たちが日々の生活で塩を摂取する際、18歳以上男性であれば一日当たり8.0グラム未満、女性であれば一日当たり7.0グラム未満と決められています。

とにかく塩分の摂取量が多いとされている日本ですが、塩分の取り過ぎは高血圧症などの症状を引き起こすため注意することが大切です。

また、塩分の取り過ぎは喉が渇くことが多いため、もしその症状がみられた場合には、塩分の摂りすぎによるものかもしれません。

塩の摂取を控える方法

日々の食事の中で、塩分を減らすことは困難です。

日本では、醤油などの調味料や加工食品に数多く使われており、制限するといっても中々できることではありません。

では、どうすれば塩分の摂取を控えることができるのでしょうか?

塩分の摂取を効率よく減らすには、とにかく汗をかくことが一番です。

汗をかくことによってナトリウムの排出を良くし、血圧を適度に下げてくれます。

なぜそんな効果あるのかというと、ウォーキングなどの運動は、血液の循環を良くし、血管が柔らかくなることによって、血圧が下がりやすくなるからです。

運動することは、肥満の原因の対策にもなるのでやってみるのもいいのかもしれません。

塩分の摂取不足

しかし、今では塩分を控えるあまりに、塩の摂取を極端に減らしてしまう人がでてきています。

もちろん、塩分の摂取を控えることは良いことなのですが、逆にあまり摂取をしないと、汗をかいたときに突然意識をうしなってしまうことだってあります。

人によっては、摂りすぎだと思う人もいるとは思いますが、夏などの時期は特に摂取を怠らないようにしましょう。

そもそも塩って?

ここまで塩について色々と説明してきましたが、そもそも塩とは何なのかとふと疑問に思ってしまいます。

塩ですが、その存在は私たち人間の生きるうえで、必要不可欠です。

普段の生活で何となく使っている塩ですが、古くから政治や経済において重要な位置にありました。

世界の至る所に塩を運ぶ道があり、塩を売ることによってそのほとんどが富を得ることがで可能でした。

日本では、江戸時代にその存在が明確となっており、その後も日本人にとって欠かせないものとなっています。

塩の種類はどう使い分ける?

ここまで、いろいろな塩を紹介してきましたが、ここまでで紹介した塩はごく一部であって、世の中にはこれよりもまた更に種類があります。

本来の製法から少し変えるだけで変わってきますし、ブレンドによっても変わってきます。

塩の使い分けとしては、基本、酸味のあるものは肉や魚、天ぷらなどの料理に、苦みのあるものは野菜に、辛さの残るものには赤身の肉や魚に。

料理によって塩を使い分けることも、料理により一層の味を深めてくれます。

あくまで調味料ですが、少々ながらも料理に影響を及ぼすため、この機会にぜひ、一度塩について選びなおしてみるのもいいのかもしれません。